コロナ禍を経て、「介護士として働きたい!」と転職を考えている人は多いのではないでしょうか?
介護士は性別や年齢問わず未経験からでもすぐに働けるので、
他の職種と比べるとすぐに現場で働けるのがメリットとも言えます。
しかし、いくら間口が広いからと言われても、
- 自分が介護士に向いているか分からない
- 介護士に転職しようか迷っている
と思っている方も多いのではないでしょうか?
私自身、転職する前は自分が本当に介護士として働いていけるのかとても不安でした。
その一方で、
「ぶっちゃけ求人で未経験大歓迎!って謳っているくらいだから、誰でも出来るのでは?」
とも思っていました。
しかし、介護士として働いているうちに、
「自分のこういう性格が介護士に向いているな」
「この人介護士に向いてないな」
と分かってくるようになりました。
というわけで、当時の自分と同じように
- 自分が介護士に向いているか分からない
- 介護士に転職しようか迷っている
と思っている方に対して、5年間介護士として働いてきた自分が
介護未経験の方で転職しようか迷っている方に向けて、
介護士に向いている人の特徴を分かりやすく解説していきます。
「なんとなく介護士やってみたいな」と思っている方にも
ぜひ一度目を通して頂けると嬉しいです。
介護士に向いている人の特徴5選
①人と接することが好きな人
介護士は、利用者様の生活全般をサポートすることが主な仕事であるため、日々誰かと関わる必要があります。
そのため、毎日人と接することが苦でない人、人と接することが好きな人が向いています。
また、介護士は様々な多職種との連携が求められます。
一人で黙々と仕事をこなすよりも、常に人がいる環境で仕事がしたいという方におすすめです。
②高齢者を敬い、丁寧な対応が出来る人
介護士は、高齢者の方に対して丁寧な言葉遣いと態度で接することが求められます。
施設によってはフランクな言葉遣いがokとされているところもありますが、
基本的にはお客様として接することが求められています。
また、高齢者の中には認知症を患っていたり、病気や障がいなどで一人での日常生活が困難な方もいらっしゃいます。
介護士は、様々な高齢者の方と関わる中で、一人ひとりに丁寧な対応をすることが大切です。
高齢者の尊厳を守りながら、謙虚な姿勢で対応できる人は介護士に向いていると言えます。
③気持ちの切り替えが上手な人
仕事とプライベートで気持ちが切り替えられる人は、介護士に向いています。
介護士は、たくさんの人と関わる仕事のため、人間関係のストレスを感じてしまうこともあります。
そのため、プライベートの時間では仕事のことを考えずに過ごせるようメリハリをつけて、疲れを溜めないようにすることが大切です。
また、利用者の状態が悪化してしまったり、時にはお別れをしなければならない状況になることもあります。
利用者様を想って偲ぶことはとても大切ですが、悲しい気持ちを抱えたままでは仕事に身が入らなくなってしまうこともあります。
そのため、気持ちを切り替えるのが上手な人が介護職に向いていると言えます。
④前向きで明るい人
高齢者の中には、心身に不調を抱えていたり、介護士に世話をしてもらうことに遠慮し、気持ちが落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
明るい人柄は相手に安心感や親近感を与えるため、利用者様はもちろん、一緒に働くスタッフとも良い人間関係が築けるでしょう。
⑤身体が健康で体力がある人
介護の仕事は、入浴介助や排泄介助、身体介護など身体に負担のかかる場面が多いです。
また、夜勤などの不規則な勤務時間は生活リズムを保つことが難しく、疲れが溜まってしまうことがあります。
そのため、健康で体力に自信のある人の方が介護士に向いています。
介護士に向いていない人3選
ここまでは介護士に向いている人の特徴をお伝えしました。
ここからは、逆に「こんな人は介護士に向いていないな~」と思う人の特徴を3つ挙げていきます。
私が5年介護士をやってきて「この人介護士向いてないな」「他の仕事の方が向いてそうだな」と感じた人にはいくつか共通点がありました。
そんな人は案の定、入職しても長くは続かず数か月で辞めていくことが多かったです。
私の主観ではありますが、こちらも参考にして頂けると嬉しいです。
①人とのコミュニケーションが苦手な人
介護士は常に人と関わる仕事です。
利用者様や介護職員以外にも、看護師やケアマネジャー、機能訓練指導員、清掃スタッフなど、さまざまな立場の人が協力しながら利用者様のサポートをします。
そのため、人と関わるのが苦手な人やひとりで仕事をしたいと考えている人は向いていない可能性があります。
②協調性が無い、自分のペースで仕事をしたい人
介護の仕事は、様々な職種の人たちと連携を取りながら行います。
自分とは違う意見を受け入れたり、様々な立場の人を尊重しながら協力して仕事をするには、協調性が必要不可欠となります。
また、介護の仕事ではそれぞれの利用者様のペースに合わせてサポートをしていきます。
仕事の効率化を重視して自分のペースで介助をしてしまうと、利用者様を不快な気持ちにさせてしまったり、思わぬ事故に繋がる可能性があります。
③潔癖症な人
介護の仕事内容には、入浴・排泄・食事の介助をおこなう場面も多いため、潔癖な人は心理的負担を感じてしまうかもしれません。
そのため、心理的負担を感じたまま仕事をしていては、相手を不快な気持ちにしてしまったり、自分自身も仕事にストレスを感じてしまったりしかねません。
仕事として割り切れないのであれば、介護の仕事はおすすめしません。
まとめ
介護士に向いている人、向いてない人をまとめると、ざっとこんな感じになりました。
介護士に向いている人の特徴5選
①人と接することが好きな人
②高齢者を敬い、丁寧な対応が出来る人
③気持ちの切り替えが上手な人
④前向きで明るい人
⑤身体が健康で体力がある人
介護士に向いていない人3選
①人とのコミュニケーションが苦手な人
②協調性が無い、自分のペースで仕事をしたい人
③潔癖症な人
ちなみに、これは私の主観が90%くらいあるので、軽い気持ちで参考程度に見て頂けると幸いです。
また、介護施設の種類によって求める人材や適性が変わってくるので、自分に合った施設選びも大切です。
今日はここまで!
ありがとうございました。